令和三年度 琉球民謡保存会 第三十三回民謡の祭典の課題曲が発表されました!
たっちゃんです、
新型コロナウイルスが猛威を奮い、大阪は緊急事態宣言の延長も決定して、大きな声ではお稽古の話もしずらく、実に不自由な三線ライフが続いております。
とは言え、宮弦会関西支部は、感染対策もバッチリに前進しております。
令和三年度の民謡コンクール参加は見送り
今年度、新人賞に挑む後輩たちはビデオ受験を終え、先日のお稽古の最中に合格の速報をいただき、早速ですが祝杯をあげました。
慣れない着物を着てカメラに向かって歌う姿が、昨年の自分を思い出し、稽古の時からサポートさせて貰ってましたので、同じ会の皆さんの合格の知らせは嬉しいものです。
一方、優秀賞・最高賞の受験準備を、と稽古をして来た私達は、今年度の受験は見送ることとなりました。
新人賞と同様に、ビデオ受験も可能だとの連絡を頂いていたものの、やはり、ここから先の賞は、現地で受験した上での優秀賞・最高賞だと言うスタンスで、関西支部は活動しましょう、と言うことです。
気持ちを切り替えて、来年のコンクールに向けて、一年間しっかりと課題曲に取り組みたいと思います。
民謡の祭典の日程と課題曲の発表
本年度のコンクールは残念ながら参加出来ずと言う話となったものの、民謡の祭典が、「2021年9月12日 15時~、うるま市民藝術劇場大ホールにて開催」との通達がありました。
合わせて、課題曲の発表も。
民謡の祭典では恒例だという、全体で「鶴亀節」、コンクール合格者の「安波節」の斉唱、加えて男性は「中城しゅらい節」、女性は「デンサー節」、
宮弦会として「豊年の歌」か「池間の主」が課題曲だとのこと。
普段から一通り指導いただいている唄ですが、最近新しく学んでいる唄、「米ぬあら」「長山底」「なますのぐう」「酒田川」などと共に取り組んでいます。
池間の主について
池間の主は、本年度、私がコンクールの受験の課題曲として稽古をしていた唄です。
この数ヶ月、堺教室の毛利先生はもちろん、顧問である清村先生にもお稽古をつけていただきました。
一音一音の鳴らし方、声の上げ下げの節回し、息継ぎ、発音などなど、なるほどなあ、という学びだらけ、奥の深い世界です。
池間の主の歌詞の意味も、あらためて教えていただき、やはり意味を知ると歌い方も変わるような気がします。心に噛み締めながら声に出せるようになってきのでは、と思います、
歌い出しの太陽と月は同じように上がってくる、という歌詞が心に響きます。宮古民謡の中でも、特に女性に人気だと言うのが頷ける名曲だと思います。
娘も三線に興味津々
自宅で過ごす事が必然的に多くなり、家族でネット配信の映画を見る機会が増えました。
娘のリクエストが優先されるので、アニメが多いです。ディズニー映画とか、いろいろ見ているうちに、「クボ 二本の弦の秘密」という映画が目に止まりました。
アメリカの映画で、着物を着た男の子が津軽三味線みたいなのを弾きながら戦うというアクション物なのですが、娘は、映画を見てから、私の三線をベンベンと鳴らすようになりました。
父の影響より、映画の影響のほうが大きいのか、少しは父の三線を見ているのか、は判りませんが、それから、三線の映画が見たーい! と言って、次に見たのが、「島々清しゃ(しまじまかいしゃ)」という、これは日本映画。
「島々清しゃ」は、BEGINさんや夏川りみさんも唄っている、沖縄三線好きな方なら一度は聞いたことのある名曲、普久原メロディーと称され、数々のヒット曲を生み出した、普久原恒勇さんの唄です。
ストーリはこんな感じ。
絶対音感を持つ小学生女子のうみちゃんは、まわりの音が煩わしくて人付き合いが苦手。つい「ちんだみがおかしいさー」と、叫んでしまいます。
心地よく聞けるのは、波の音とおじいの唄三線。
でも、なんだかんだあって、騒音でしかなかった学校のブラスバンド部に入って、おじいが死んだり、お母が帰ってきたり、感動のラスト! という映画でした。
良い映画でした、こちらはYoutubeにある予告編です。
娘は、映画を見てから、なんだか島言葉のような東北弁のようなヘンテコな言葉を喋りだし、やっぱり三線をチントン鳴らし始めるのでした。
でも、子供の順応力は素晴らしく、私の弾く「なりやまあやぐ」の唄持ちの部分を真似したりして、絶対音感はないでしょうけど、相対音感はなかなかあるな、と感心している親馬鹿です。
親子で、唄三線を楽しめるといいなーと思うのですが、そんな夢が叶う日が来るのかどうか。
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