渡りザウ 瀧落菅撹の工工四
たっちゃんです。
三線教室、3回目の稽古。稽古が2週間ごとというのは、なかなか良いペースですね。まあまあ練習時間も取れ、なおかつ、間違ったまま独自路線に走ってしまうほどの間もあかないという感じで。
今回はビジュアル系バンドのボーカルの人も体験に来られ、生徒もバラエティ豊かになってきました。
ミュージシャンは三線をすぐ弾けてしまいますね、流石です。
渡りザウ 瀧落菅撹(たきうとぅし すがかち)
さて、新しい課題曲として「渡りゾウ」と「瀧落菅撹」の工工四が配られました。
古典の曲だそうで、沖縄の曲としては唄がない珍しい曲です。西洋風にいえばインストルメンタルです。
前の2曲では、三線は左手の親指を棹の頭にかけたままが基本のポジションで、親指から絃を抑える指先までの距離を、勘所の目安にすると習いましたが、この曲はハイポジションを使います。
親指が棹の頭から離れてしまいますので、距離がわからなくなります。勘所はまさに勘だのみになりますね。
ハイポジションだけ、勘所シールを貼っておられる人もおられますが、ギタリストの私としては、シールなしにこだわりたいところ。
しかし、三線にはフレットがあるわけでなし、目印がないのはなかなか辛いなあと思いましたら、いい方法がありました。
三線の傷
実は私の三線、つい先日出来上がったばかりの新品なのに、すでに棹をぶつけて傷が入ってしまっております。(娘の仕業です。)
これがちょうど、「滝落」のローポジションからハイポジションに移る最初の音である、「イ乙」の位置になってまして、よい目安になるのですね。
これなら、目印を見て弾いているとは、バレますまい。災い転じて福となす、とはこのことでありましょう。
でも、おすすめはしないです。三線は丁寧に扱いましょう。(毛利先生もとんでもない三線トラブルに遭われており、その武勇伝にはシビれました。)
三線のハイポジション
ハイポジションになると、同じ音を違う絃でも鳴らせますが、工工四を見ても、どの絃を押さえるのが正しいのか、わかりません。
自分ではこっちが弾きやすいと思っても、絃の違いで指使いも変わりますし、音の雰囲気にも微妙な影響がありましょう。
こういうのは、先生に直に学ばねばわからないところですね。今度のレッスンで教えてもらいます。
まず疑問を持った上で、教えてもらうというのは、いきなり詰め込まれるより頭に入りやすいと思います。
やはり2週間毎のレッスンというのは、よいペースだな、と思った次第です。
ギター経験者は覚えが早い?
私はギター歴は長いので、ふつうの人よりも、三線に慣れるのは早いようで、安里屋ゆんたも、おおよそ弾けるようになりました。
ツメと絃のあたりの角度が悪くて変な音になってるとか、ついつい走り過ぎて、どんどん速くなっていくとか、まだまだですけど。
なりやまあやぐも、つい速くなってしまうので、焦らずゆったりと弾くようにと教わりました。
沖縄の海辺にいたら、どこからともなくゆるやかな三線の音色が聴こえてきて、いいよねえ~と、いう感じて弾くのがいいみたいです。
唄の歌い方とか、テクニックなどは、まだそんなに教えてもらっておらず、いまのところ、先輩諸氏に合わせて声を出しているだけ、という感じです。
人前で歌ってみました
自宅で練習していると、小学二年生の娘も歌を覚えてしまいました。さすが。
知り合い宅にデンマークからのお客さんが来られたので、披露するのにちょうどいい機会と、娘と一曲、「安里屋ゆんた」披露してまいりました。
北欧からの来客は、日本の南の島の民謡を、とっても喜んでくれました。
私は三線を間違いまくってしまいましたけど、外国の人だし、わかんないだろうから、まあいいか。
スマホで動画を撮っておられたようですが、個人の楽しむだけにとどめてくださいとお願いしたいところです。
コメントを残す