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2022-10-24

琉球舞踊 宮古民謡 の舞台を楽しみました。

琉球舞踊 宮古民謡 の舞台を楽しみました。

たっちゃんです。

秋も本番ですね。前回の記事でも書かせていただいた、「沖縄復興50周年記念 琉球舞踊宮古民謡公演」に出演しました。

初めての有料の舞台出演

会場は大阪市城東区 区役所の上にある城東区民ホールです。

発表会や県人会などのイベントなどの舞台には、これまでも出演させていただきましたが、お客様から入場料をいただく発表会は初めてです。

出演者は楽屋裏、観客はホール、接触は一切ありません。出演者と見物人の境目がなく、どちらも酔っ払っている、というお馴染みのスタイルではありません。

琉球舞踊 宮古民謡 の舞台を楽しみました。

リハーサルが始まり、本格的な舞台なんだなと今更ながら、改めて気が引き締まり、清村師匠や先生方の指示の元、立ち位置や入出場の段取りを決めていきます。

リハーサル終了後は早めのお弁当をいただき、今回の衣装の着物に着替えて、ちんだみを合わせて、本番を待ちます。

着物は久しぶりなもんで、帯の結び方始め着付けを、すっかり忘れてしまっており、教室の皆様にはお手間をおかけいたしました。

通りがかりの舞踊の方々にも、よってたかって前から後ろからご面倒をおかけいたしまして、どうもすみません、ありがとうございました。

いざ本番 まずはトーガニあやぐ

琉球舞踊 宮古民謡 の舞台を楽しみました。

開演はお昼の2時から。開場時間前に入場口をちょっと覗きに行きましたら、おおおっ!とのけぞるぐらい長蛇の列ができており、緊張感が高まります。

そして開演、琉球古典安冨祖流音楽研究所 朝一会 関西支部の皆さまの斉唱に始まり、かぎやで風、かせかけ、浜千鳥など演目が続きます。出演者は、ずっと舞台裏にある楽屋か楽屋前の廊下で静かに待機、各々の時間を過ごします。

他の演目を見ることが出来ないのが残念、舞台に上がるまで、客席がどんな様子なのかもわかりませんので、楽屋にあるモニターかスピーカーから流れる中継の音を聞くだけです。

これまでの発表会では感じたことの無かった、出番を待つ演者の気持ちと言うのは、こういう物なのか、などと色んなことを考えている間に、我々の出番が来ました。

舞台に上がりますと、暗いので、チケットを買ってくれた家族がどこにいるのかも見えませんが、けっこう満席!とにかく、にこやかに、歌三線を披露することに集中しました。

12人が横並びで、舞台に立つのですが、自分の声がよくわかりません、ちゃんと歌えているのか不安で、冷や汗かきました。

メンバーはきよむら三線会の中でも、琉球民謡保存会 宮絃会に所属する有志、宮古民謡の幕開けで歌われる「トーガニあやぐ」、池間島の島主を褒め称える「池間の主」、そして豊年を喜ぶ「大世栄」の三曲を斉唱しました。

お色直しして多良間世

歌三線が終わったら、次の出番は踊りです。清村師匠と吉川事務局の唄三線に合わせて、きよむら三線会 堺教室の有志が豊年を喜び願い舞い踊ります。

衣装は、唄三線の着流しから、バサーに着替えます。バサーと言うのは、庶民の普段着として着られる着物で、男性は縦縞模様、女性は格子模様、今回の舞台の為に、参加者全員分を清村師匠が用意下さいました。

野良着なのに、舞台ではしっかりと帯を締めるので、やっぱり帯の結び方は難しいです、と言うか、こうして沖縄の芸能で舞台などに立つには、先生方の様に着物はさっと一人で着れる様にしておかないと、何時まで経っても誰かの手を煩わせることになるなと大いに反省しました。

そして、男性陣は手拭いを鉢巻きにします。この手拭いの巻き方にしても、以前の合同稽古の際に手拭いの折りたたみ方、巻き方なども指示が有ったものの、すっかり忘れてしまっており、またまた他の方の手を煩わせることになり、反省しきりです。

改めて教室の方でも、吉川事務局が舞台用の着付け教室を開催してくれるとのこと、こちらも頑張りたいと思います。

琉球舞踊 宮古民謡 の舞台を楽しみました。

そして本番、野良着の10人の踊り手が、裸足でステージにあがりまして、多良間世を歌い舞い踊ります。

この「多良間世」という唄と踊りがステージで披露されるのは史上初だろうということでして、われわれ堺教室の目玉の演目となりそうです。

あっという間でしたが、個人的には、歌も踊りも、わりと卒なく乗り切ったように思っております。笑顔で!ということでしたけど、緊張して、あんまり笑顔になってなかったかなあ。

いつも怖い顔のO氏とW氏は、満面の笑顔でありました。さすがです。すばらしい。

トリは、清村先生の作詞作曲「わーりかぎ島多良間」。舞台袖から合いの手の「ずみ!」と叫んで、最後はクイチャーからカチャーシーとなり、幕となりました。

奄美沖縄料理のお店「真心」

お楽しみの打ち上げは、清村師匠始め、関係者二十数名で奄美沖縄料理のお店、お隣の都島区にある「美ら島 真心」へと出掛けました。

美味しい料理とお酒に加え、真心の女将、榮百々代さんには奄美民謡を披露していただいたり、皆さま、緊張感も抜けまして、やりきったという満足感で盛り上がり、かくして、またしても終電ギリギリまで、飲んだくれたのでありました。

我々のメンバーの大半は、今日の様な舞台は始めて、お客様に満足していただけたのだろうかと心配でしたが、うちの親族は、楽しかったという感想でありましたので、まずは良かったです。

また次も自信をもって、さらにレベルアップして、臨みたいと思います。

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