toggle
2019-04-14

三線初心者 たっちゃんです!

たっちゃんのコンクール

三線と出会ったきっかけ

はじめまして、たっちゃんと呼ばれる中年親父です。

宮古島には縁もゆかりもなかったのですが、巡り合わせで、堺東教室の立ち上げに乗じて、生徒に加えていただくことになりました。

私にとって、沖縄民謡といえば、島唄、涙そうそう、泣きなさい笑いなさいといった、わりとメジャーな感じの曲がイメージにありましたけど、宮古島の民謡集のCDを聴かせていただきましたら、これまで知らなかった、一味違った、美しい旋律の唄がそこには有りました。

外国語のような歌詞の内容は、まったくわかりませんが、宮古島に古くからの伝わる民謡は、現代の沖縄ポップスより、良いかもしれぬ、そんな風に思ったのが宮古民謡に対する第一印象でした。

三線の専門店でオーダーメイド

たっちゃんのコンクール

まずは、三線を持っておりませんでしたので、先輩より清村先生の三線のお店を紹介していただきました。

安い中古三線をヤフオクででも買おうと思っていたのですが、ハズレだとすぐに飽きて嫌になるし、修理にお金がかかったりだと、結局安物買いの銭失いになるとのアドバイスに従い、ここは一つ奮発することにしました。

三線のお値段

といっても、オーダーメイドなのに、セミハードケースや予備の弦やウマのセットで、5万円もしませんでした。沖縄や、都市部の三線店で、すでに出来上がった三線を買うよりお安いというお話でもあります。

オーダーメイドというのは、お店で、棹や皮など選んで、それらを組み立ててもらうと言う注文方法です。胴巻きの模様も選べて、同じものは絶対にない、自分だけの三線です。

もっとも、正確に言うと、オーダーメイドには更に上があって、棹の原木から削って貰って作ったりと言う、一年がかりでお願いする三線の作り方があるそうで、私の三線は、セミオーダーメイド、みたいな感じでしょうか。

たっちゃんのコンクール

工房へ伺った際に、ちょうど入荷した、4~5メートルはあるかと言う、カットする前の、巨大なニシキヘビの皮も見せていただきましたが、これはなかなかの迫力です。

皮を張るのに時間がかかるということで、三週間ほど待って、美しい、とってもいい音のなる三線(と思う)を、清村さんには作っていただいたなと思っております。

三線のツメ

たっちゃんのコンクール

ギターで言うところのピック、三線のツメは、別売りでした。穴の空いた黒い塊は、知らねばこれが弦楽器を弾くための道具とは、思えませんね。

穴の大きさを削って広げたり、ツメそのものの大きさを色々試したり、自分の手にピッタリフイットするツメに巡り合うのはなかなかに時間がかかるという話ですが、今回購入したツメが自分にあっているのかあってないのか、まだサッパリわかりません。

三線 弾き方

私はギター歴は長くて、弦が三本しかない三線など、楽勝! と思っていたのですけど、弾き方がずいぶん違っていて、意外と難しく感じています。

まず、黒い塊のツメでは弾きにくいです。隣の絃に当てて止めるという弾き方は、ギターのピックとはずいぶん違いますね。クラシックギターの、アポヤンド奏法に近いです。

ギターは抱きかかえて構えますが、三線は膝の上とか腰骨に当てて立てるように構えるようで、なかなかうまく構えられませんでした。ついついギター風になるもので、最初のレッスンでは、注意されっぱなしでした。

そして、コードをジャカジャカ鳴らすのではなく、歌の下支えといった感じのベンベンベンと歯切れよく単音を鳴らしていく奏法は、ギターよりも、ベースのほうが感覚が近いんじゃないかなと思った次第です。

三線のチューニング

「ちんだみ」と呼ばれる、チューニングの考え方が新鮮です。

ギターは、5弦はAの440ヘルツと決まっておりますが、三線って、かなり流動的なのですね。声の高さに合わせて、上げたり下げたりするみたいです。

このアバウトさが、南の島っぽくて素敵です。

もっとも、教室では皆で合奏するために、たとえば「3番の本調子に合わせてください」、という指示があります。3番と言うのは、ドレミというところのBだったり、四番と言われればCです。

チンダミに付いては、私もまだまだこれから、学んだことは色々と紹介して行きたいと思います。

三線の楽譜は工工四

工工四(くんくんしー)と呼ばれる、原稿用紙に漢字を並べたような楽譜には、なんじゃこりゃと思いました。

五線譜なら、音の高さの変化が、なんとなく視覚的にもイメージできますが、工工四は暗号としか思えませぬ。

どの絃のどこを押さえるかというポジションが漢字で表されており、丸覚えするしかないようですね。がんばります。

まずは安里屋ユンタ

たっちゃんのコンクール

最初のレッスンでは、宮古島の民謡ではなくて、わりと馴染みのある「安里屋ユンタ」が課題曲となりました。

この日は全くの初心者は私だけでして、教室のみなさんで合唱となりました。この輪の中に入っていけるようになるのだろうか…。

私はギター歴は長いのですが、弾き語りの経験はあまりなくて、その少ない経験も、コードをジャカジャカしながら歌うだけでした。

歌と三線のメロディを同時に奏でる、それも、全くのユニゾンでもなく、まったくベース音に徹するでもないという複雑なコンビネーションは、頭が混乱するようで、上手に歌いながら三線を弾くというのは、かなり高度なテクニックだなあと思った次第です。

変に弦楽器にすれているより、全くの初心者の方が、覚えが早いかもしれませんね。

と、言い訳しつつ、いちおう、何年か後には、三線コンクールのグランプリを!と宣言しております。

教室の教師である毛利先生は、宮絃会では沖縄出身でない、初の内地からのグランプリ獲得者ということで、異例の人です。

親しみやすい大阪のおっちゃんというかんじで、お話も面白くお酒にも強いし、とっても楽しい先生です。

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です