次亜塩素酸水を噴霧してウイルス対策を行っています
コロナウイルスによる感染拡大が続いています。新型コロナウイルス感染症に罹患された方、および関係者の皆さまには、心よりお見舞い申し上げます。
コンクールを控えて集中してお稽古を行いたい所ですが、今週は教室もお休みをいただき、先生方とは今後の予定を協議中です。
次亜塩素酸水とは何?
宮絃会関西支部三線教室では、教室立ち上げ当初よりインフルエンザ対策などのために次亜塩素酸水を超音波加湿器で噴霧することを行ってきています。
次亜塩素酸水は薬品ではなく食品添加物だからというような理由からなのかどうかは存じませんが、なぜかウイルス感染予防のために活用されることが少なかったような印象なのですが、さすがにこのコロナウイルス騒動によって認識されつつあるようで、メディアでの紹介も多くなってきました。
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友人が運営に関わるデイサービスセンターで、毎年発生していたというインフルエンザの流行による欠席が、次亜塩素酸水の噴霧を導入することをきっかけにいなくなったというお話を伺ったことがあり、宮絃会関西支部では、以前から導入しています。
人間に対して噴霧すると健康を害することがあるかもしれないというような表現もあって、それでも噴霧するのですかという声もいただきましたが、こちらのショップでの『次亜塩素酸の有効性および安全性につきまして』という見解がとてもわかりやすくてしっくりくるかと思います。
例えば、人体に向かって高濃度で常に吹き付けるような過度な利用ではなく、どのような効果があるのかをしっかり理解して適度に利用していきたいですね。
運営スタッフ各自の自宅でも可能な限り次亜塩素酸水の噴霧を行っていますが、幸いなことに関係者はインフルエンザはもちろん、全員コロナウイルスに感染したような気配は無い状態が続いています。
つい先日、次亜塩素酸水や加湿器にもいろいろあるようなのだけれどもどのようなものが良いのか、というご質問を生徒さんからいただきました。
きっと他にもそのように疑問を抱いていらっしゃる方が大勢いらっしゃるのだろうなと思い、ここに私達がたどり着いた「安価に次亜塩素酸水を活用していくための工夫」をご紹介しようと思います。
次亜塩素酸水の種類 その選び方
まず、次亜塩素酸水はどのようなものを選んだら良いかという点です。
おすすめは水と塩を電気分解して作られた次亜塩素酸水です。超音波加湿器で噴霧するときには濃度を50ppm~100ppmくらいで行いたいので、購入する次亜塩素酸水はそれよりも高い濃度のものを選びます。
ちなみに似たような名前の次亜塩素酸ナトリウムというものがありますが、こちらはいわゆるハイターなどに入っているもので、除菌効果はもちろんあるのですが人体への影響が大きいので噴霧して空間除菌するという利用には適していません。
たまに次亜塩素酸水と書いてあっても実際は次亜塩素酸ナトリウムを希釈しただけのものが販売されていることもありますので、成分を確認して気をつけましょう。説明に水と塩を電気分解して作られているというようなことが記載されていれば安心です。
また、次亜塩素酸水は、紫外線や高温状態でその効果が失われていきます。アルミなどの金属にも反応してしまい効果が失われてしまいますので、購入する際には容器がアルミパウチ以外の紫外線を通さないタイプのものであるものを選びましょう。
購入した次亜塩素酸水の濃度に応じて薄めて超音波加湿器に入れて噴霧します。
こちらの商品は800ppmと高濃度のものをお手頃な価格で販売されているのでおすすめです。今は注文が殺到しているようで1日の販売数を制限されているので、タイミングを合わせて購入するといいと思います。
特濃800ppm/10L 200ppmの40Lに相当!微酸性次亜塩素酸水,長期保存!
次亜塩素酸水を噴霧する超音波加湿器の選び方
次に超音波加湿器のご紹介です。
<リーズナブルな超音波加湿器>
基本的にはシンプルな超音波加湿器であればなんでも大丈夫です。こういったタイプのものはお値段もお手頃でありがたいです。
<次亜塩素酸水には不向きな加湿器>
実は、超音波加湿器でおすすめできない種類のものがあります。
給水芯で吸い上げて噴霧するタイプのものは超音波発生装置の部分が空気に常に触れる状態になってしまうせいか、ヘタをすると数回で加湿器自体が壊れてしまいます。
比較的リーズナブルでコンパクトなのは良いのですが、たった数度の使用で使えなくなってしまうのはいただけません。
こういうようなタイプのものです。
USBで給電できて便利だなと実際に私も何回か購入してみたのですが、次亜塩素酸水を使うとその仕組み上どうしても超音波発生部分の劣化が早く進んでしまうようで、本当に驚くほど早くに動かなくなってしまいました。
<携帯にはスプレーボトル>
上で紹介した、給水芯で吸い上げて噴霧するタイプのものは、車中でも利用できて、とても便利なのですが、使用できなければ仕方ありません。車中など移動途中では小さなスプレーボトルに次亜塩素酸水を入れて利用するのが良いです。
100円ショップでも販売されているし、コスメグッズなど、自宅にあるもの何でも構いませんので、カバンの中に一つ常備しておいて、こまめに手やマスクに噴霧すると良いです。
<持ち運びが出来る軽量コンパクトな加湿器>
外出先で超音波加湿器の噴霧を行いたいと思う機会もあるので、最近このUSBからも給電できてコンパクトに持ち運ぶことができるタイプのものを購入して使い始めましたが、なかなか優秀です。
Stadler Form Personal ultrasonic humidifier Emma パーソナル超音波加湿器
水タンクの部分に本体の超音波加湿器の部分をすっぽりと収めることができる設計になっていて、持ち運ぶときの大きさはだいたい500mlのペットボトルくらいにコンパクトになります。
ちょっとお値段が高めなのでためらいましたが、持ち運べる大きさでUSBでも給電できてなおかつ給水芯ではないタイプのものはなかなか無い(私はこれしか知りません。)のが現状のようです。
自宅以外でも次亜塩素酸水の噴霧を行いたいという方にはオススメの超音波加湿器です。(守口教室ではこの加湿器を使用しています)
<トイレなどの狭い空間におすすめの加湿器>
ここにも空間除菌用の加湿器を置きたいよなって思うところが家にはありませんか?
そう【トイレ】です。
次亜塩素酸水は、除菌だけではなくて匂いも素早く消してくれるので、トイレでの活用にもとても向いています。ただ、トイレのような狭い空間で普通の超音波加湿器を使って噴霧し続けるとあっという間に真っ白な空間になってしまいます。
試しにやってみたことがあるのですが、さながらアミューズメントパークのようになってしまいました。
実は、堺東教室は古民家ゆえにトイレにものすごくトイレ臭が染み付いているかのような感じで、お客様に使ってもらうのも申し訳ないくらいだったのです。そこで次亜塩素酸水の出番だったのですが、自分たちが利用したあとにスプレーで噴霧する程度では間に合いませんでした。
すでにご紹介したような給水芯タイプの超音波加湿器も何種類も試して、全てあっという間に壊れていきました。給水芯タイプのものは10秒間隔くらいで数秒噴霧するというような間欠噴霧のモードがたいていあるので、これが狭いトイレにはちょうど良かったんですよね。
探しに探してたどり着いたのが、こういったアロマディフューザーとして販売されているタイプの超音波加湿器です。
実際に堺東教室で使っているタイプのものはもう販売されていないようなのですが、こちらは同じような動きをする超音波加湿器タイプのアロマディフューザーです。
もしもお探しになりたいならば、チェックポイントとしては、
●超音波加湿器であること。
●間欠噴霧モードがあること。(10秒間隔くらいが多いようです。)
●給水芯が商品のセット内容に無いこと。
こんな感じでしょうか。
このタイプは水が70~80mlくらいしか入らないものが多いので、間欠噴霧モードで使っても6時間くらいしかもたないのですが、来客のときには本当に重宝しますよ。普段は自分でスプレーで噴霧するというように工夫されるといいと思います。
自身が持っているコロナウイルスに再感染というケースもあるようですから、トイレも気をつけたい場所ですよね。
まとめ
ウイルスは目には見えませんし、ドアノブなどあらゆる手に触れる物を経由して知らないうちに感染してしまうという類のもので、そう言った感染例も多く報告されているのは、既にご存知かと思います。
次亜塩素酸水を噴霧、その他、最大限の予防努力を行いながら、今後も宮弦会関西支部の教室の活動を続けて行く所存です。
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